こんにちは。前原です。
今日はワードプレスについての説明です。
ワードプレスにはバージョンというものがあり、割と高い頻度で更新されています。
そして、この更新の知らせがある度に、都度本体を更新していくのが望ましいとされています。
その一番の理由はやはり「セキュリティ面」です。
ワードプレスはphpという言語を使ったシステムであるため、静的HTMLのサイトに比べセキュリティ面で脆弱です。
それもあって、定期的に更新することで、ハッキングやウイルスに対抗しているというわけですね。
が、しかし、この更新というのが意外と厄介です。
というのも、ワードプレスの更新はごく稀に失敗するのです。
私は過去に2回ほど失敗を経験しました。
失敗したら、ワードプレスの管理画面にアクセスできず、表からサイトを見ようとすると、なんか英語の文章みたいなものがサイトの中に紛れ込んでいるんです。
恐らくphpに関する注意文のようなものだと思われますが、それがデザインガン無視で表示されるおかげで、まるでサイトがウイルスか何かに感染しているかのように見えます・・・。
しかも、一度ワードプレスの更新に失敗すると、すぐに以前の状態に戻すということができません。
だから死ぬほど焦ります。
しかし、バックアップさえ取っていればすぐに元に戻せます。
バックアップが超重要です!
ワードプレスのダッシュボード画面には時々、
「WordPress 0.0.0 が利用可能です ! 今すぐ更新してください。」
という表示が目立つ位置に現れます。
「してください!」と言われている以上、素人ならつい更新してしまいそうになりますよね。
しかしこれは罠です。
このまま更新してはいけません!!
さきほど説明した通り、ワードプレスのバックアップを取ってからでなければ、万が一失敗してしまった後に復旧ができなくなってしまいます。
一番簡単な方法は「FTPでwpに関するデータを全てダウンロードしておく」というものです。
wpにはデータベースとか小難しいものが出てきますが、アップデートに関するものは、基本的にFTPで見れるところに関することです。
そのため、アップデート前にFTPで一式ダウンロードしておき、その後にアップデートを行えば安心です。
更に手軽な方法としては、プラグインを使うというものがありますが、これを使いつつ、アップデート前には手動でFTPでダウンロードするというのが一番安心ですね。
私は素人なので分かりませんが、完全にワードプレス側の不具合で更新に失敗する可能性も十分あり得ます。
新品で買ったゲーム機が最初から壊れているようなものです。
しかし、こちら側の操作ミスでも失敗する可能性もあります。
むしろ、こっちの方が確率は高いかもしれません。
ダッシュボードからワードプレスの更新を開始すると、ブラウザ上でしばらく読み込みが続きます。
この読み込み中にアップデートが行われているのです。
もしこのアップデートの最中にブラウザを閉じてしまったり、もしくはPCが急に落ちたりしてしまうと、更新失敗となる可能性があるのです。
ワードプレスのデフォルト設定では、自動更新がONになっています。
つまり、新しいバージョンのワードプレスがリリースされる度、無条件で更新されるというわけです。
こちらでバックアップを取っていないというのに、とても怖いですね。
でも、自動更新の方が失敗率が低い気がします。
というか、自動更新のサイトで、更新に失敗したという話は今のところ聞いたことがありません。
ちょくちょくアップデートがリリースされますが、個人的にはアップデートしたくありません。
もちろんアップデートに失敗したら怖いというのもありますが、それより怖いのが「プラグイン」です。
ワードプレスにはサードパーティー性のプラグインが多数あり、今なお作り続けられています。
サードパーティーとは、ワードプレスの製作者以外の者が作ったという意味です。
その辺のちょっとしたエンジニアの方が、鬼のように便利なプラグインを作っていたりします。
が、このプラグインが正常に動くかどうかもワードプレスのバージョンに依存しています。
鬼のように便利なプラグインでも、ずっとケアされているわけではありません。
製作者が飽きてサポートを辞めてしまえば、新しいバージョンのワードプレスでは動かない、または動くけどバグが発生する、という状況が発生してしまうのです。
そもそもが、「プラグインに依存し過ぎたサイトを作るべきではない」ということではあるのですが、プラグインはやっぱり便利です。
プラグインありきのwebサイトも大いにあります。
あるプラグインが旧バージョンのワードプレスでしか動かないので、仕方なく急バージョンのワードプレスのまま運営しているとします。
しかし別のプラグインはしっかりサポートされており、最新版のワードプレスでのみ正しく動きます。
はい。挟まれました。
私はここまで露骨にまずい状況に陥ったことはありませんが、十分考えられる状況です。
極力、サポートが終了したプラグインは使用しないようにするのが吉ですねっ。