始めまして。
webデザイナーの前原です。
一眼レフカメラ(CanonのD5200)を買って4ヶ月になります。
ある程度仕組みを分かってきたので、調子に乗って解説してみたいと思います。
一眼レフの基本設定
一眼レフには、「シャッタースピード」「F値」「iso感度」
という3つの基本ゲージがあり、これらを臨機応変に上げたり下げたり撮影していきます。
ちなみにこれら3つの項目は、どれも「明るさ」に影響します。
ついでですが、僕がカメラを始めたばかりの頃、あるお師匠さんにこう言われました。
「写真ってのはつまり”光”なわけよ。だから、カメラを扱う者にとって、”明るさ”の調整は命より大事。」
これを聞いて僕は、「ふーん」と思いました。
では、「シャッタースピード」「F値」「iso感度」それぞれについて簡単に解説していきますね。
シャッタースピード
シャッタースピードを早くすると、手ブレが少なく撮影しやすくなります。
反対にシャッタースピードを遅くすると、めちゃくちゃブレます。
だから、三脚(カメラ用のスタンド)等に固定しての撮影が前提となりますね。
シャッタースピードを遅くすると、夜景などのシーンで大活躍します。
夜間時、車の走行後のライトがネオンみたいになる写真は、シャッタースピードを遅くして撮っています。
運動会などのスポーツシーンでは、めちゃくちゃ早い状態(1/1600秒とか)で撮影しています。
シャッタースピードは、早くする程暗くなります。
F値
「F値とは」で検索しても、かなり分かりづらい内容ばかりがヒットします。
仕組み自体はかなり難しく、僕もよく理解していません。
でも、「F値をいじるとこうなる」というのは理解しました。
まず僕のD5200では、F25~F4まで調節できます。
数値の見方も今のところよく分かりません。
ですが、「F25に近づくにつれ、暗くなる」
というのは分かります。
ということは反対に、F4に近づけると明るくなりますね。
また、「F4に近づくにつれ、背景がボヤける」
という特徴もあります。
一眼レフ特有の「ボケ」ですね。
僕はこのボケが好きだし、明るい状態で撮れるので、基本的には「F4(MAX)」状態で撮影し、状況に応じて調整してます。
ISO感度
ISO感度は、僕の中では「増幅器」として捉えています。
例えば夜間撮影の際、シャッタースピードもF値も、どちらも明るさMAXで撮れるよう設定していたとします。
それでも暗くて撮影できない場合、ISO感度を上げます。
すると更に明るくなります。
しかし、同時にノイズも載ります。
「ISO感度を上げると、ノイズも付くようになるけど、明るくなるよ」
というわけですね。
分かりやすいのは、心霊ドキュメンタリー番組とかで、真っ暗なとこを手持ちカメラで撮影したりしますよね。
その映像では、ノイズが載って、かなりザラザラしてませんか?
あれは、そもそも暗くて撮影なんか出来ない状況を、ISO感度を無理やり上げて撮影可能な状態にしたようなものです。
基本的にはISO感度は最低状態にしておき、出来る限りシャッタースピードやF値で明るさ調節しています。
それでもどうにもならない場合に初めて、ISO感度を上げるといった感じですね。
ノイズは極力減らしたいですもんね。
では、実際に撮影した写真を踏まえて見て行きましょう。
シャッタースピードとF値とISO感度を調整して撮影してみた
シャッタースピードの変化
シャッタースピードを、1/320秒 → 1/25秒
まで、段階的に上げつつ撮影してみました。
※被写体は、弊社デザイナーの打ち合わせ風景です。
段々明るくなっていますね。
シャッタースピードが早いと暗くなってしまうので、この場合は、割と遅めにして撮影した方がいいですね。
でも、遅くすると手ブレしやすくなりますので、固定する技術や、装置が必要になります。
この辺りの兼ね合いがシャッタースピードの醍醐味です。
F値の変化
F値を変えると、「明るさ」と「ボケ」が変わるんでしたね。
今回は「ボケ」が分かりやすいように、自分のPCを接写気味で撮影してみました。
F値は、f5.6 → f14 で調整しました。
どんどん暗くなり、どんどんボケが少なくなるはずです。
f5.6
一番手前の、USBポート辺りにピントを合わせてます。
USBポート以外には一切焦点があっておらず、キーボードの文字は全てボケています。
f9
多少手前のキーボードが見えるようになりましたね。
そして少し暗くなりました
f14
ある程度クッキリしています。
しかし、視認不可能なくらいに暗くなりました。
ですので、同じf14の設定で、iso感度を上げて撮影してみました。
f14
iso高め
かなり明るく、見やすくなりました。
しかし、分かりますかね。若干ノイズが入ってます。
これはiso感度を上げたことによるものです。
ですので明るい場合は、iso感度は基本最低にしておきましょう。
明るさが欲しい場合、まずシャッタースピードやf値、または照明を工夫してみて、それでもダメならISO感度を上げるという感じでいいと思います。
f値について補足ですが、F値を低くすると背景がボケやすくなるので、主役を目立たせたい場合などに有効です。
そして下げると全体的にクッキリするので、広く撮影する全体写真や風景写真に有効です。
カメラについてはこんな感じです。
そもそもこの3つの設定は、必ずしも自分でする必要はありません。
一眼レフについている「Aモード(オートモード)」というのを使えば、カメラが自動的にベストな調整をしてくれるので、撮影に専念することができます。
それでも物足りなくなった場合、「Mモード(マニュアルモード)」で、臨機応変に自分で調整しつつ撮影してみましょう。
きっとその方が手応えもあるし、自分の思い通りになって面白いはずです。
では最後に、ココロザシオフィスを紹介して終わりにしたいと思います。
ココロザシのオフィス風景
棚ですね。
まだ新しいオフィスなので、レイアウトが決まっていません。
ナチュラルウッドな質感の棚は気に入っています。
デザイン勉強用に、オシャレな本を定期購読しています。
太っ腹ですね。
オフィス内BGMは、誰でも好きな曲をかけれます。
ラジオでもCDでもいいし、Youtubeの作業用なんとかでもOK。
窓からの眺めは最高です。
6階からの開放感溢れる景色を楽しむことができます。
以上、前原がお送りしました。
ありがとうございました。